イマジニア

Imagine in Art !

THEドラえもん展KYOTO2021@京都市京セラ美術館

行ってきました。
f:id:ayumu_kinutani:20210717161613j:plain

わりと楽しみにしていたのですが、結論から言えば、“まぁまぁ面白かったけど何か物足りない感じ”でした。理由は、うーん・・・自分でもよく分かりません。
そんな中でも、特によかったものを載せてみます。

 

f:id:ayumu_kinutani:20210719230931j:plain
ジャイアンにリボンを取られたドラミちゃん、です。奈良美智さんの絵を、初めて生で見ました。画風は知っていましたが、やはり本物を生で見ると、いいですね。この絶妙な色の付け方、どういうふうにやってるのか気になります。引き込まれる絵でした。ほかの作品も、機会があれば見てみたいなぁ。

f:id:ayumu_kinutani:20210719230951j:plain
続いては、映画「のび太の魔界大冒険」をモチーフにしたこちらの絵。れなれな(中島玲菜)さんの、なんと黒板アートです!(あとから知った)
何か雰囲気がいい絵だなと感じました。ドラえもんを始め、のび太ジャイアンスネ夫、しずかちゃんが、絵の手前側に身を潜めるようにしてたたずんでいます。原作映画の絵もこのような雰囲気だそうで、ドラえもんのイメージとはかけ離れてるなと思いつつ、意外性に惹かれました。原作映画に興味がわきました。

f:id:ayumu_kinutani:20210719231030j:plain
展覧会を見終わったあと、屋上に出てみました。雨上がりの空が気持ちよかったです。庭園もきれいだし。
このような美術館にすぐ行けて、京都に住んでてよかったなと感じた一日でした。

フランソワ・ポンポン展@京都市京セラ美術館

行ってきました。
f:id:ayumu_kinutani:20210714180111j:plain

フランソワ・ポンポン、知ってますか?僕は、この展覧会のことを知るまで、知りませんでした。動物彫刻という分野も知らず、予備知識なしで見に行ってしまいました。

フランソワ・ポンポン - Wikipedia

展覧会のみどころ|フランソワ・ポンポン展 〜動物を愛した彫刻家〜 公式サイト|François Pompon Exhibition

ロダンの工房で働いていたことに、少し驚きました。正直、ポンポンは日本ではめちゃくちゃ有名とは言えないと思うのですが、そんな人がロダンというめちゃくちゃ有名人と繋がっていたなんて、意外と美術業界(?)は狭いのかもしれないですね。

Wikipediaや公式サイトには記載がありませんが、ポンポンが67歳でシロクマを発表してブレイクしたのは、ポンポンが奥さんを亡くした翌年だそうです。それまでともに苦労をしてきたからこそ、ポンポンも奥さんも一緒になって成功を喜びたかったでしょうね。

 

f:id:ayumu_kinutani:20210714180312j:plain
f:id:ayumu_kinutani:20210714180422j:plain

ポンポンの代表作になったシロクマは、愛好者のために様々な大きさで作られたそうです。上の写真のシロクマは卓上サイズらしいのですが、わりと大きめでした。

f:id:ayumu_kinutani:20210714181638j:plain

このヒグマは、上のシロクマより小さく、こっちの方が卓上サイズと言えると思います。ちなみに、このシロクマとヒグマだけが、撮影OKでした。

シロクマもヒグマも、そして他に展示されていたペリカンやヒョウ、フクロウも、その表面は思わず触りたくなる滑らかさでした。触ったら温かそうだなと感じるほど、生命力にあふれ、躍動感ある彫刻作品だと思います。

上のシロクマやヒグマを見ると分かるかと思いますが、ポンポン晩年の作品は、曲線が美しいことも特長だと思います。ポンポン本人も、曲線にこだわって作ったようです。ところで、僕が一番好きで尊敬するアーティストは葛飾北斎なのですが、北斎も線にはこだわって描いていたそうです。『線』にこだわるのは、一流の領域に到達する人の共通点なのでしょう。

初見のアーティストの展覧会でしたが、内容は期待していた以上のものでした。こういう新たな出会いがあるから、美術館に行くのは面白いですよね。

まずは自己紹介

みなさんは、ブログのタイトルをどうやって付けましたか?
初めまして、衣谷 歩です。


ブログのタイトルを付けるときって、あれこれ悩みますよね。
このブログは『イマジニア』といいますが、それって何?と思われた方が多いでしょう。先に答えを言ってしまうと、由来は『Imagine in Art(アートで想像する)』です。『Imagine in Art』をネイティブっぽく、単語をつなげて早く言ってみたときに、「イマジニアって聞こえるなぁ・・・結構いいかも」と思い即決しました。


アート鑑賞が趣味になって、7年目に入りました。まだ初心者です。そんな初心者の僕がアートを鑑賞するときにやることが、想像です。
モネの睡蓮を前にして「こんな大きい絵・・・脚立に乗って描いたんだろうなぁ。この年齢ですごい。モネ天才。」とか、北斎甲州三嶌越を前にして「この木がもっと左に寄っていたらどうだろう・・・いややっぱりこの位置じゃないとダメだな。北斎天才。」とか、そんなしょうもない想像をしつつ、鑑賞しています。
現代アートになると、想像する余地がずいぶん広がる気がします。アート鑑賞を始めた当初は現代アートに苦手意識がありましたが、自由に想像することでその意識は薄まってきました。

そんな鑑賞の仕方でアートを楽しんでいる、僕のブログ『イマジニア ~Imagine in Art !~』を、これからどうぞよろしくお願いします!